Ciao!Sono Arikiri. こんにちは、アリキリです。
私はイタリアの材料を使ってカルトナージュで色々な物を作っています。個性的でとてもステキなイタリアのプリントペーパーを使うのが、一番の楽しみだったりします(^^)
イタリアのプリントペーパー
イタリアの伝統的な柄からモダンな柄までたくさんのプリントペーパーが販売されています。
今年5月に行ったバッサーノ・デル・グラッパには、印刷博物館があり、たくさんの版や、実際にその紙を使って作られた物が展示されていました。
私が作った物も、こうやって時間の経過と共に、いい色に変わっていくのかな?と思うと、それもまた楽しみだったりします。
製本用の布クロス
布クロスは、布の裏に紙を裏打ちしてあります。
日本製の布クロスも販売されていますが、よく言えばしなやかで、悪く言えば薄くて柔らかすぎる傾向にあります。
それは、製本の仕方がヨーロッパとは違っていたことに起因しているのだそうですが、私がカルトナージュに使用しているのは、主にイタリア製の布クロスです。
フェッラーラの製本ワークショップ
イタリアのカルトナージュは製本の技術が活かされているのだそうです。
一昨年5月、滞在予定のフェッラーラで製本ワークショップが開催されるというのをみつけ、友人にお願いして予約を入れてもらいました。
日程は2日間。言葉が分からなくても、見よう見まねでなんとかなるだろうと…^_^;
初日は、製本や紙の歴史から説明を受けました。動画を見ながらなので、かなり分かりやすい説明でした。
説明が終わり、製本のレッスンが始まります。まず、コピー用紙を折って綴じます。
先生のフランコはとても優しくて、丁寧に教えてくれます。途中、誰かが訪ねてきて、日本人がどうの…と話しているのが聞こえてきて、その人の奥様は日本人だそうで、少しだけ日本語で話しもしました。
ランチはフランコにくっついて近くのピッツェリアに。
和紙で本を修復
本の修復をするには、日本の和紙が最高なのだそうで、色々な美術品の修復にも和紙が使われているのだそうです。本の角が破けてしまって、和紙を足して修復するところを見せてもらいました。
後日、フェッラーラのエステンセ城に行ったら、天井画や壁画が修復中で、あっちもこっちも和紙だらけでした。絵を鑑賞するにはガッカリだけど、ちょうど和紙での修復の話を聞いたばかりだったので、まぁいいかな…と思いながら鑑賞しました^_^;
表紙を付ける
好きな紙と布クロスを選んで表紙を付けます。
選んだ紙はネパールのロクタ紙、布クロスはフェラーリ・レッド。この時まで、ネパールのロクタ紙の事は全然知らなかったのだけど、ローマのカルトナージュ屋さんでも販売していました。
本と同じように花布としおりを付けて完成です。
和綴じ
日本でもやったことのない和綴じをフェッラーラで習いました^_^;
黒革の手帳
皮を使ってA6サイズの手帳も作りました。
作成日も入れてもらいましたよ。2016/5/1作成です。イタリアではまるっきり逆の順番で表記します。
メーデーは要注意
この製本ワークショップは、4/30と5/1の開催で、5/1はメーデーです。
日本にいると、メーデーを意識することが少ないのだけど、イタリアではデモ行進があったり、交通機関がストップしたりします。
5/1当日、何も考えずに、雨の中バスを待っていると、全然バスは来なくて、前を通った車の人が、わざわざ止まって「今日はメーデーだからバス来ないよ」と教えてくれました。
それから友人に連絡して、友人のご主人に車で送ってもらい、なんとか間に合いました。
ちょうどGW期間中なので、イタリアにいらっしゃる方も多いと思いますが、ご注意下さいね。
CiaoCiao!
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