スイスに行った、ちょうど1年後の1996年12月（写真の日付がおかしいけど）、友人(ウルトラ雨女)とイタリアに行くことになりました。
私は自分で手配して行きたいとこだけ行くつもりだったけど、
「やだよ～ツアーにしようよ」と友人に言われ、
「確かに、行ったこともないとこにフリーで行くのは無謀か？」と思い始め、ツアーを探し始めました。
その時の条件は、
1．各都市に2泊以上すること…毎日移動するのは落ち着かない
2．各都市でフリーの日があること…団体行動苦手なので
3．ツアー代は20万以内
その条件でみつかったのが、名鉄観光の、
ローマ3泊～アッシジ～フィレンツェ2泊～ヴェローナ～ヴェネチア1泊～ミラノ2泊
という10日間のツアーでした。
ミラノで買い物をしたいと思っていたので、最後にミラノっていうのも都合よかったし、アッシジ・ヴェローナとヴェネチアは、その頃あまり知らなかった？興味がなかった？ので、まぁいいか…と。
ローマ・フィレンツェ・ミラノではフリーの日が1日ずつあり、ほぼ希望通りのツアーでした。
ローマでは、バチカン・システィーナ礼拝堂、ランチにパスタを食べ、コロッセオ、スペイン広場に行き、
フィレンツェは、ドゥオーモとヴェッキオ橋、教会をいくつか周り、ランチにビステカ・ア・ラ・フロレンティーナという名の普通のステーキを食べ、
夕方にはフィレンツェの町を見下ろせるミケランジェロ広場に行き、
フリーで出かけた帰りには、ホテル近くのスーパーに寄って、ほぼジェスチャーで生ハムを買って部屋で食べ、
ヴェネチアでは、サンマルコ広場の鳩の多さに、鳥の嫌いな私は広場を横切るのが苦痛で、友人を盾にして歩き、夜は同じツアー参加者とのじゃんけんに勝って、歌い手さん・アコーディオン奏者と同じゴンドラに乗って盛り上がり、イカスミのパスタを食べて、リド島のホテルに泊まり、
ミラノでは、スフォルツェスコ城やドゥオーモ、オペラ座に行き、ミラノ風カツレツを食べ、帰る日は早起きして修復中の「最後の晩餐」を見に行きました。
が、この日程中、
5:30ホテル出発 1回
6:00ホテル出発 1回
朝食を食べる時間がないので、ジュースとパンが入った袋をもらい、バスの中で食べる…という鬼のようなスケジュールで、朝が苦手な私はたいそうつらかったです。
それに、食事の記憶があまりない…後から知ったことだけど、ビステカ・ア・ラ・フロレンティーナはもう全然別の代物だったし。
添乗員さんはイタリア語も話せる、とても楽しい人でよかったです。
結果、
「もう二度とツアーは使わない」
と心に誓ったのでした。
ただ、このツアーに行って、名所はほぼ押さえてしまったので、次からは本当に自分の行きたいところに行けるようになりました。
もし個人でこれだけ回ろうと思ったら、すごく大変だっただろうと思うと、初めてのところはツアーで行って、気に入ったら、個人で行くようにした方がいいと思いました。
実際に行くまでは、ミラノに行くのが楽しみだったのに、帰ってきた時は、
「次はローマ行こう」って思っていました。
やっぱりローマはすごい！！！
