イタリアに通い始めた頃は、インターネットも普及してないし、まだ慣れていなかったから、行くであろうところのガイドブックだとか、地図だとか、暇つぶしに読む本とか、何冊も持って行っていました。
特に暇つぶしに読む本は何冊か持って行くから、重いし邪魔だし、いつも読み終わったら宿に置いてくるようになり、しばらくして慣れてきたら、ガイドブックも邪魔になってきて、ガイドブックをバラして、必要なところだけ持って行ったり、帰りに捨てたりするようになり、この、本をバラしたり、捨てたりって行為が、どうにも苦痛で、毎回すごくいやな気分になってたんですよね。
それでも、毎回荷物いっぱいになってしまう私は、とにかく重量を減らすことが最重要だったので^_^;
そのうち、本を解体して、ドキュメントスキャナで読み込んでPDFに保存(自炊)して、ノートパソコンで読めるようにし始めたけど、やっぱり本を解体するのがどうも苦痛というか、やましい気分になって…
【コクヨ】 パーソナル製本機 GTS500セキ-GTS500 入数:1 価格:8,297円 |
リサイクルショップに行ったら、パーソナル製本機が500円で売っていたので、
「仕事で使うかも」と思い、とりあえず買って来ました。
しばらくは使うこともなく、放置してあったんだけど…
しばらくして、自炊して解体しちゃった本を、製本機でほぼ元通りに出来ることを知り、やってみたら、これがホントきれいに仕上がる。
今までのやましい気持ちもなくなって、どんどん製本が出来るようになりました。
おかげで、自炊好き、製本好きになってしまいました^_^;
ネットに出ていたのは、こっちの製本機
■■■平日即日出荷■■■全国納入実績NO.1 卓上製本機 とじ太くん3000 本体 価格:6,420円 |
このとじ太くんには、製本カバーとか、再接着用のホットメルトとか、これらは背に合わせて色々な厚さが用意されています。
【背幅1.5mm お試し用バラ売り】とじ太くん専用カバー クリアーホワイトA4タテとじ 1冊入り 表紙カバー 価格:162円 |
自炊本の再生に使うのは、このホットメルト。
価格:972円 |
じゃ、どうやってやるのかというと、
1.まずは自炊したい本の背に、製本機に糊が付かないように、クッキングペーパーを巻いてから、製本機で熱して、糊を溶かして解体し、糊の部分を幅5mmくらい切り落とします。
2.バラバラになった本をスキャンします。
3.ここで、スキャンしたファイルに落ページとか、折れてるページ等がないことを確認します。
4.問題なければ、本?ページ?をきれいに揃え、背の部分にホットメルトを付けて、もともと付いていた表紙と背表紙と裏表紙が一体になっているのを、元通りにまとめ、クッキングペーパーを巻きます。
5.それを製本機に入れて、ホットメルトが溶けて、背表紙にくっついたら出来上がりです。
というわけで、最近はこの自炊本をタブレットに入れて、イタリアに持って行きます。
本を持ち歩いていた頃に比べると、ずっとずっと身軽になりました。